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宇宙戦艦ヤマト 2001ALTERNATIVE ACT1‐4

  今回のエピソードはかなり成人向け描写が多いので未成年の方の閲覧は厳禁とさせて頂きます。
 同時に成人向け描写に対して嫌悪感を持つ方もご遠慮ください。


 それで宜しかったら自己責任で下記のリンクからどうぞ。













 



時間は少々巻き戻る。







 【EFSヤマトⅡ飛行甲板 10:15


 「直れッ!」

 出撃していく武を見送った“A‐01”の戦乙女達、そこに近付く者がいた。

 「あんた達、皆無事のようね」

 「! ・・・・・・・・・・・こ、香月博士!?」

 「どうしてこんな所に?」

 彼女達の前に現れたのは“香月 夕呼”博士であった。

 だが本来彼女は横浜にいる筈、それが何故。

 「まさかあんた達、あたしを幽霊か何かだと思ってるんじゃないでしょうね?」

 夕呼は訝しそうな表情で一瞥すると気を取り直したのか上機嫌で説明を始める。

 「あんた達の“着替え”を持ってきたんだから感謝しなさいよ」

 「えっ!? 着替え・・・・・ですか」

 「まさかあんた達その格好のままで艦内をうろつく気じゃないでしょうね」

 「・・・・・・・!! ・・・・・・・/////////////////// ・・・・・・(汗)」

 日頃横浜基地等で慣れすぎている所為で気付きにくいが“99式衛士強化装備”は非常に露出度が高いのだ。

 とりわけ胸から臍の辺にかけては殆ど覆い隠す物は一切無い。

 無論特殊なシースルー素材で完全に見えないようになってはいるがそれでも下手な全裸より淫靡な雰囲気を醸し出しているのも事実である。

 「気を付けなさいよ、ここ(ヤマトⅡ)には本当に男性しか居ないんだから」

 「あ、ありがとうございます・・・・・・・・・」

 みちるは気付いたのか毛布で恥ずかしそうに覆い隠しつつ夕呼に礼を述べた。

 「ならさっさと着替えてきなさい、ビアティフ案内してあげて」

 「分かりました、こちらです」

 「は、は~~~~~~い」

 A‐01はビアティフと呼ばれた女性士官の後ろに続いて更衣室に向かう。

 「着替えたら士官食堂に集合よ、面白い物が見られるわ」

 「!?」

 狐に抓まれた様な表情で夕呼を見返すA‐01メンバーであった。

 かくして30分後。


 
 【ヤマトⅡ士官食堂 10:45


 シャワーを浴び身支度を調え国連軍制服に着替えたA‐01メンバーはヤマトⅡ士官食堂に集合していた。

 夕呼が言っていた“面白い物”が少々気になる所ではあるがまずは空腹をどうにかする必要があった為、とりあえず食事を摂る事にした。

 食堂のメニューは彼女達にとって衝撃的な物であった。

 横浜基地の物と比較してもかなりバラエティーに富んでおり選ぶのにも迷う程である。

 武から聞いた話では防衛軍における糧食も2210年代中頃までは合成物が主流だったが現在では植民惑星やスペースコロニーにおける天然食料の生産が軌道に乗ったので天然物が主流になって来たと言う事だそうだ。

 無論食料自給率も数年前から天然物のみで100%超に到達したと言う。

 ただし、その合成食すらこの世界のレベルとはかなり隔絶しているのだが。

 その上清涼飲料水やアイスクリームも販売されておりその種類もかなりの充実振りを見せていた。

 これも民間企業側の復興を示す証左でもある。

 暫くして彼女達が選んだのはヤマトⅡ名物“ヤマトビーフカレー”であった。

 彼女達にしてみれば物珍しさも有ったのだろう。

 やがて饗された一皿はスパイスの香りが心地よい刺激を与える逸品である。

 一匙口に運んだ時彼女達は余りの美味さに感涙すら流したと言う(?)。

 「「「「「「「「「「「「い、生きてて良かった・・・・・」」」」」」」」」」」」

 紛い物は所詮紛い物と言う事なのだろう。

 どう足掻いた所で天然には敵わないと言う事だ。

 合成物に依存しなければ食料自給率も上げられないのはやはり歪んでいると言うべきなのかも知れない。

 そんなこんなで皆あっさり一皿平らげ、食後のデザートとして饗されたアイスクリームに舌鼓を打っていた所に香ばしい匂いが漂い始めてきた。

 「何かな~~~~~?」

 気になったのか壬姫が厨房の方へと足を運ぶとそこでは丸々一羽鳥がローストされていたのである。

 それもかなりの量の鳥が特殊なオーブンで焼かれているのだ。

 「ひゃぁぁぁッ!!!」

 見慣れない光景に驚く壬姫、そこへ恰幅のいい体型をした男性が歩み寄ってくる。

 「お嬢ちゃん、“七面鳥”を見るのは初めてかい?」

 「は、はい(汗)」

 「丁度今日は12月24日だからね、今日の夕食のメインディッシュと言う所かな」

 「あ、あの~。あなたは・・・・・・・・」

 「ああ、そうだったね。私は“幕之内 勉”、まあここの台所を預かっている者さ」

 「あのっ、あたしは国連軍A‐01所属“珠瀬 壬姫”少尉です」

 「そうかい、じゃあ今日のパーティ楽しみにしてな。今ケーキも焼いてるから」

 「は、はいッ!」

 それを聞いた壬姫は目を輝かせて喜ぶのだった。

 「お~い、壬姫ちゃ~ん。そろそろ香月博士達が来るみたいだよ」

 「うんッ、じゃあおじさんありがとう」

 美琴から呼ばれた壬姫は幕之内に礼を言うと皆の所へ戻って行った。

 そして程なく夕呼が何人か連れ立って食堂に入って来たのである。

 一人は補佐の“イリーナ=ビアティフ”中尉、そして“社 霞”特務少尉、後の4人の女性はA‐01のメンバーにとっては初見となる者達ばかりであった。

 一人は中佐の階級章を付け、鋭利な刃物を思わせる雰囲気を纏った女性である。

 「ちょっと早いとは思うけど顔合わせはしといた方がいいだろうから紹介するわね。“フィカーツィア=ラトロワ”中佐、A‐01を大隊規模にする為にソ連軍から引き抜いたんだけどよろしくね?」

 「大隊長殿に敬礼!」

 みちるの指示一下12人の戦乙女は一斉に席を立ちラトロワに向かって敬礼した。

 夕呼の紹介を受けラトロワは軽く敬礼し話を切り出した。

 「これから貴様等の指揮を執るラトロワだ、人類の為に献身している貴様等と共に戦える事を光栄に思う。私は貴様等を犬死させる心算は無い、人類の掲げる剣の切先として戦え。以上だ」

 ラトロワは手短に話を切り上げると次の者に場を譲る。

 まずは日本人形を思わせる面立ちが特徴的な少女である。

 「自分は“篁 唯依”。元帝国斯衛軍所属、階級は中尉です、宜しく頼みます」

 それに続いたのは何処と無く近寄り難い雰囲気を持つ氷のような少女だ。

 「自分は“クリスカ=ビャーチェノワ”少尉でありますA‐01の一員として最善を尽くします」

 最後はそのパートナーと思われる内気な少女がつとめる。

 「あたしは“イーニァ=シェスチナ”少尉です・・・・・宜しくお願いします・・・」

 一通り自己紹介を終えた所で食堂に置かれている大型モニターに佐渡島の映像がリアルタイムで映し出された。

 「そろそろ始まるわね」

 夕呼が自信ありげな表情で予言じみた事を言い出す。

 やがて画面にはヤマトⅡから放たれた20発の波動カートリッジ弾がハイヴ上部構造物を跡形も無く粉砕して行く様子が映し出される。

 皆言葉も無くその光景を見ていた。

 例え望んでも叶わぬ夢と半ば諦めていた光景が目の前にある。

 ここにいる者は誰もが認識した、自分達が今“歴史”の証人となった事を。

 

 
 宇宙戦艦ヤマト 2001ALTERNATIVE

 ACT1‐4佐渡島攻防戦4



 【甲21号ハイヴ跡上空 11:45

 
 先刻までハイヴの地上構造物が存在していた場所の上空に差し掛かる4機の“09式SLCグリフォンMk‐Ⅲ”。

 やがて機体後方のハッチが開く。

 その中に居並ぶのは10式重装甲服に身を包んだ兵士達の群、“第7装甲歩兵大隊”の狂戦士共である。

 「機材よし、後方よし - 降下、降下、降下!!」

 そう言うや真っ先に降下したのはやはり剛田であった。

 強化服背部に装備されたスラスターを巧みに制御し、眼下に広がる暗闇にも臆する事無くハイヴへと舞い降りていく。

 無論後に続く事を躊躇する者は誰一人存在しない。

 その様を勇気ある献身と取るか、それとも狂気の殉教と取るのかそれは人それぞれであろう。

 只はっきりしているのは程なくこの穴蔵が地獄の大釜となる事だけだ。

 およそ半分ほど降下したであろうか、剛田は中間地点と思しき所に着地した。

 「ベルセルク01よりCP。現在ハイヴ中間地点を確保、我更に前進ス。送レ」

 「CP了解、“偽装横坑(スリーパー・ドリフト)”に留意されたし。送レ」

「ベルセルク01了解、終ワリ」

 流石に“タキオン通信”はハイヴの中でも阻害される事が無いようだ。

 注意深く移動しながら周囲を警戒する。

 周りは青白い光を微かに発している物質で構成されているらしく申し訳程度に足元を照らしていた。

 幾何学模様の壁で構成されている“横坑(ドリフト)”を警戒しながら進んでいく事暫し。

 「こちらベルセルク03、スキャナー及び動体センサーに感あり」

 「ほう、やっと“お出迎え”が来たようだな。さあ、雌豚共覚悟決めろよ!」

 「「「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」」」

 程なく現れたのは“戦車級”、“闘士級”、“兵士級”といった小型種がメインで後は“要撃級”が少々と言った編成である。

 それを目の当たりにした剛田は舌なめずりして残忍なまでの笑みを浮かべるのだった。

 「総員“パンツァーカイル”を維持しつつ突撃! 皆殺しにしろ!!」

 「「「「「「「「「「応!!!!!!!」」」」」」」」」」

 命令一下、コスモナイト製の甲冑を纏う狂戦士達が一気呵成に襲い掛かった。

 剛田が“手(マニュピレイター)”に持たせているのは“肉壊屋(ミンチメーカー)”と呼ばれる特殊な武装である。

 ショットガンのストック部が何とショートアックスになっているのだ。

 ある意味接近戦に打って付けの武装と言えるそれは所有者の意思そのままに眼前の汚物共を次々と肉塊に変えて行った。

 ショットガンで撃ち、斧で切り刻む。

 血飛沫が舞い、肉片が飛び散る。

 リニアアサルトライフルで蜂の巣にし、銃剣で滅多突きにする。

 後続の兵は“11式戦闘システム(12.7mmレールガン+30mm重力子砲)”で支援射撃しつつ前進して行った。

 狂戦士達は返り血すら意に介さず次々と屍を大量生産していく、あたかも20世紀後半から21世紀初頭にかけてヒットしたSF映画に出てくる殺人機のように。

 彼等の通った後には先刻までBETAと呼ばれていた残骸が転がるのみ。

 要撃級の前腕すら“MLB‐011ムラサメ”レーザーブレードの前には全くの無力。

 光線級、重光線級は“ソル・ガン”から撃ち出されるプラズマフレアにより消し炭すら残さず焼き尽くされる。

 突撃級や要塞級をも重力子砲で粉砕し蹂躙し尽くす。

 そこへハイヴ上層部に陣取った重砲隊による効力射が開始され更に追い討ちをかけていく。

 かくして“ビッグ・レッド・ワン”の尖兵達は屍山血河を築き上げつつハイヴ最深部に到達した。


 

 【ハイヴ最深部某所 12:15


 「う・・・・・・・ん・・・・・・・!?」

 少女が目覚めたのは檻の中だった。

 周りを見渡すと自分と同じ状況に陥っている者達がかなりいる。

 アメリカ軍や国連軍、そして自分と同じ帝国軍の衛士もいた。

 そこに居たのは総て“女性”である。

 状況から察するとここは“ハイヴ”の中、即ち自分達は捕虜となったのだ。

 そこに居た誰もが言い様の無い不安に駆られていた。

 “自分達は一体どうなるのだろうか。”

 程度の差は有るにせよ皆この先には絶望しか存在していない事に気付きつつある。

 そんな彼女達を嘲笑うかのように数体の兵士級が現れ少女を連れ去ろうとした。

 「!!」

 少女は瞬く間に四肢を押さえられ抵抗する事すら出来ずに檻の外へ運び出される。

 御丁寧にも猿轡のような肉片を噛まされ舌を噛み切る事すら許されない。

 抗う事すら出来ない現実の前に少女はただ涙に暮れるのみ。

 『いやだ・・・・・・いやだよ・・・・・こんなの・・・・・』

 しかし、救いの手は唐突に差し伸べられた。

 何処からとも無く銃声が鳴り響く。

 次の瞬間、2~3体の兵士級の頭部が吹き飛ばされる。

 黒い疾風の様に現れた“影”は少女を運んでいた兵士級をも瞬く間に葬り去った。

 「無事か?」

 その影は少女に話しかける。

 影は甲冑であった。

 返り血がどす黒く変色しており更なる禍々しさを醸している。

 その手に持つ“戦斧(バルブルト)”も返り血と脂肪で彩色され、えもいわれぬ匂いすら漂わせていた。

 否、それだけではない。

 纏う空気その物が違っているのだ。

 彼女の眼前に現れたのは恰も伝説上の存在である“狂戦士~ベルセルク”その物と言える。

 余りの禍々しさに少女は一瞬言葉を失う、だが身体に染み付いた衛士故の本能か直ぐに気を取り直した。

 「は、はい。自分は帝国陸軍第133連隊クラッカー小隊所属“伊隅 あきら”少尉であります! 助けて頂き有難うございます」

 「そうか、俺は地球防衛軍第一空間騎兵師団第7装甲歩兵大隊隊長“剛田 城二”中佐だ」

 「あ、あの~中佐殿。あそこの檻にはまだ自分以外にも囚われた者が・・・・・」

 あきらは剛田に自分以外の捕虜の存在とその救出を願い出ようとしたが。

 「隊長、あそこの檻に捕虜がいるようですぜ」

 粗同時に彼の部下が発見したらしい、上官である剛田に伺いを立ててきた。

 「直ちに救い出してやれ、それと衛生兵を呼べ!」

 「了解!」

 「ベルセルク01よりCP、我捕虜を発見救出せり。“救急車”をリクエストする、送レ」

 「こちらCP、了解した。10分以内に向かわせる送レ」

 「ベルセルク01了解、可及的速やかに頼む。終ワリ」

 その後の探索で数箇所に敵の捕虜となった衛士や兵が見つかった。

 しかし、奇妙な事にその総てが女性なのだ。

 聊か不自然ではあるが考えている暇など無い、やってきた“10式AAVコスモバイソン伍型(Medical Evacuation Vehicle - 野戦救急車型)”に逐一救出した人々を乗せていく。

 その間にも続々とやってくるBETAを悉く始末しながら周囲の調査を進める。

 そこには横浜基地で見た物と同じ脳髄の浮かぶシリンダーがかなりの数存在した。

 「酷い物だな・・・・・・・・・」

 呟く剛田も表面上では平静を装うが内心は腸が煮えくりかえっていた。

 暫くすると奥の方から女性の呻き声が微かに聞こえてくる。

 その声がする方へ向かうと・・・・・・・・・・・・・。

 そこに広がる光景は最早筆舌にし難いほどのおぞましい物だった。

 その空間は人間の胸部骨格を丁度側部で半分にした様な基本骨格が幾つも横に並んでいる姿に良く似ている(CTスキャン等をご覧になった方は分かるだろう)。

 肋骨に該当する基本骨格の付け根が細かく分かれそれぞれに“繭”が設けられているのだ。

 その空間は気持ち悪いまでに甘酸っぱいような腐臭が充満している。

 そしてその“繭”と便宜上呼称した場所に女性衛士や女性兵の捕虜が囚われていた。

 四肢を肉壁に埋め込まれ、延髄と頚椎の辺りに太いケーブルの様な物が差し込まれている。

 衛士強化装備にも“レスキューパッチ”を使用したのだろう、布部は綺麗に剥がされ彼女達を覆い隠すものは何一つ無い。

 下手な全裸よりも一層淫靡さを増している。

 ここに囚われている女性達総ての膣穴と尻穴に大きな男根を模った“触手”とでも言うべき物で貫かれているのだ。

 御丁寧にも陰核や尿道にも触手がねじ込まれている念の入れ様。

 その他、乳房には“搾乳機”の様な触手が付けられ“母乳”を強制的に搾り出す。

 そして何よりも目を引くのは半数以上が“妊娠”していると言う事実だ。

 顔にも自殺を防ぐ為だろうか口枷が嵌められ殆どがだらしなく舌を出し溢れ流れる涎を止める術も無い。

 その表情にも嘗ての凛々しさなど感じさせる事も無く、殆どが“死んだ魚のような目”で只管快楽を貪っている。

 発している声も最早人間としての体を成してはいない。

 ふと、その一つから口枷に阻害されながらも自分達を呼んでいる声がした。

 剛田達がそこへ行くと比較的最近入れられたと思われる女性衛士が必死に自我を保っていたのである。

 長い黒髪が美しい凛とした女性であった。

 「俺は地球防衛軍第一空間騎兵師団第七装甲歩兵大隊隊長、剛田 城二中佐だ! 貴官の所属階級を申告しろ!!」

 剛田は口枷を外し彼女から事情を聞きだそうとする。

 「わ・・・・・・わたしは帝国陸軍第133旅団クラッカー小隊所属・・・・“如月 真由香”中尉であります・・・・・・・・・ぐッ!!」

 「如月中尉!?」

 こっそり付いて来たあきらが思わず声を上げる、知己の間柄なのだろう。

 「い・・・・・・・・伊隅少尉? ・・・・・・よかった、あなたは・・・・・・まだ・・無事・・・・・なのね・・・・・う゛ッ!」

 不意に襲い来る快感に再び表情が歪む。

 「中尉!!」

 呼び掛けるあきらの声も涙混じりになって行く・・・・・・・。

 囚われてから今まで必死に抗い続けてきたがそろそろ限界が訪れつつあったのだ。

 「いま、今助けますから・・・・・」

 あきらは囚われの女に近寄ろうとするが。

 「近寄らないで!」

 明らかな拒絶。

 「何故ですか中尉・・・・・」

 「もう・・・・・駄目なの・・・・・・・・もう・・・・助からないの・・・・・・・ぐぅッ!!」

 「まさか・・・・・・」

 剛田は察したようだ。

 「中佐、そ・・・の・・・・・・・まさ・・・か・・・・・です。あがッ! わたしの身体はもう・・・・“反応炉”無しでは生命の維持すら不可能・・・・・・ぐッ! ・・・なんです・・・・・う゛う゛ッ」

 股間に打ち込まれた二本の触手からも容赦の無い快感が叩き付けられている。

 「わたし達に繋がれている2本の“ケーブル”は反応炉と直結してわたし達の体の生命活動を支配しているんです・・・・・・、無論ケーブルはわたし達の神経にそれぞれ融合していて彼等の目的に不要な物は劣化させて行くようになってます」

 如月中尉はこれが自分に与えられた最後の任務であるかの様に剛田達に仔細を伝えるのだった。

 「そ、そし・・・・・てわたし達の神経に直接・・・・・・快楽を・・・・・お、送り込みながらそれぞれの記憶や思考を粉々にしていくんです・・・・・・ただ快楽を貪る事だけに専念させ・・・・・・・・る為・・・・・・・・・ぎひぃぃぃぃぃッ!!!!!!」

 「一体何の為にそんな事を・・・・・・・・」

 「あ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

 丁度後ろの繭から獣の様な絶叫が聞こえた。

 「何だあれは?」

 「ひっ!」

 その“繭”に囚われている衛士の胎は異様に膨れていた。

 瞳も一片の理性すら残しておらずただ獣の様な嬌声を上げるだけだ。

 尻穴には触手が深々と抉り込まれ膣道は幾つもの細い触手によって限界まで広げられている。

 やがて破水、膣道から勢い良く羊水が噴出してくる。

 そしてそこから産声を上げ出て来たのは“兵士級”の“幼体”だった。

 「う゛げえ゛ェェェェェェェェッ!!!!」

 終にあきらは耐え切れず嘔吐してしまうが殆ど胃液しか出てこない。

 それから程なく膣道から“胎盤”が引きずり出される。

 兵士級の幼体は臍の緒を引き千切り、おもむろに胎盤を貪りだす。

 それを見ていた剛田の中で“何か”が切れる音がした。

 かくして銃声が鳴り響く!

 躊躇う事無く手にしていた肉壊屋(ミンチ・メーカー)で兵士級の幼体を八つ裂きにしたのだ。

 「!!」

 あきらは銃声のした方へ反射的に顔を向ける。

 「解った・・・・・・ここは“工場”だ、兵士級やその他の小型種を産み出す為のな!」

 剛田は総てを理解した。

 何故捕虜は女性ばかりだったのか。

 何故女性を殺さず捕獲していたのか。

 そう、理解したが故に許せないのだ。

 人間の尊厳をいとも容易く踏み躙るBETAを、珪素生命体を!!

 素早く腰部のラッチから“ソル・ガン”を引き抜き真由香に向けた。

 「ち、中佐何を!?」

 「見れば分かるだろう少尉! このまま彼女を家畜として生かしておく訳には行かないんだ!!」

 「で、でも中尉は!」

 「彼女の話を聞いてなかったのか!? 何れにせよもう如月中尉は助からん!!」

 「そうよ・・・・・・伊隅少尉・・・・わたし達にはもう自ら死を選ぶ事さえ出来ないの・・・・・・最初に奴等の精神操作で自殺を選べなくしてしまう上にBETAへの忠誠さえ刻まれるの・・・・・・今のわたし達はBETAの家畜・・・・な・・・・の」

 「中尉・・・・・・・・・」

 「剛田中佐・・・・・・出来ればわたしも貴方の様ないい男に処女を奉げたかったわ」

 「如月中尉・・・・・・・真由香、恨みつらみは何れ“あの世”で聞いてやる。だから先に待っていろ」

 「如月中尉・・・・・・真由姉ェ・・・・・・・」

 あきらは実の姉同様に慕っていた上官を想い涙を流すのだった。

 「じゃあ、な」

 剛田は躊躇せずトリガーを引いた。

 “M‐666A1 ソル・ガン”から発射されたプラズマ弾は真由香を捕らえた“繭”を直撃、一瞬で灰すら残さず焼き尽くす。

 その光の中に真由香の笑顔を見たのは剛田とあきらだけだったのかも知れない。

 「衛生兵! 伊隅少尉を連れて行けッ」

 「了解!!」

 「ベルセルク01より雌豚共へ、ここの施設を全部焼き払い砕き尽くせ!! 脳みそが浮いてるシリンダーもだ、全部破壊しろ!! ・・・・・・せめて人間として逝かせてやれ・・・・・・・・・・」

 「「「「「「「「「「「「「「「了解!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」

 第七装甲歩兵大隊の狂戦士共は忠実に命令を実行した、恰も自らの怒りであるかの様に。

 そこへおっとり刀で駆け付けて来るBETAの群。

 そして繰り広げられるは窮極の殺戮劇。

 効率よく解体されていくBETA。

 最早大型種も小型種も関係なく総てが狂戦士共の獲物と成り果てる。

 乱れ飛ぶは一瞬前はBETAと呼ばれていた汚物の破片と血飛沫のみ。

 兵士級は切り刻まれ、八つ裂きにされていく。

 闘士級は蜂の巣にされ、滅多突きに。

 戦車級は灰すら残す事を許されず。

 要撃級は自慢の前腕を無力化され真っ二つに。

 突撃級は唯一の武器である頭部を無残に抉られ。

 光線級は抗う権利すら与えられず打ち据えられた。

 重光線級は原型を留める事すら許されず微塵切りにされる。

 要塞級は脚部を切り離された挙句文字通り“解体”されていく。

 その光景はさながら“長岳寺の地獄絵図”が現実になったような物だろう。

 BETAと言う名の亡者を無慈悲に狩り立てる重装甲服を纏う鬼、否狂戦士。

 そこには原始の世界が再現されていた。

 「ベルセルク11よりベルセルク01へ、“反応炉”の場所が特定出来ましたぜ!」

 「でかした! よし雌豚共、“御挨拶”に行こうではないか!!!」

 「「「「「「「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」」」」」」」

 無尽蔵に襲い来る汚物共を物ともせず狂戦士達は突き進む、恰も無人の野を征くが如くに。

 やがて開けた所に出る、その“大広間”とも言うべき場所の中央に“それ”は存在した。

 青白い光に照らされたそれは今までのBETAとも一線を画したおぞましき存在と言える。

 「ベルセルク01より雌豚共へ、眼前の汚物を塵一つ残さずこの地上から消し去れ!」

 「「「「「「「「「「「「「「「応!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」

 11式戦闘システムの重力子砲が咆哮を上げ、ソル・ガンからプラズマ弾が集中豪雨の如く反応炉目掛け放たれる。

 「止めを刺す、我に続け!!!」

 そう言うや剛田はスラスターを全開にして反応炉に吶喊を敢行するのだった。

 反応炉も触手で反撃するがそれをも嘲笑うかのように回避して行く。

 それでも追いすがる触手をレーザーブレードで薙ぎ払い反応炉上空に辿り着いた。

 「天罰的面ッ!! 思い知れェェェェェェェッ!!!!!」

 最大出力で展開した右腕部レーザーブレードを反応炉目掛け振り下ろすッ!!

 かくして反応炉は敢え無く真っ二つと成り果てる。

 そこへソル・ガンから放たれたプラズマ弾が滝の如く降り注ぐ。

 ここに甲21号反応炉は閃光と共にこの地上から完全に消滅した。




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プロフィール

龍剣 朱羅(タツルギ シュラ)

Author:龍剣 朱羅(タツルギ シュラ)
 Webデザインファクトリー “龍剣屋(たつるぎや)”代表取締役、店主 “龍剣 朱羅(たつるぎ しゅら)”でもあります。
 愛国Webクリエイター
 J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)会員(№1007778)であります。
 ハードロック&へヴィメタルと格闘技とサッカーとモータースポーツとスーパーロボット大戦をこよなく愛する熱血バカ一代。
 現実では国賊売国奴と二次元では外なる神々、そしてその眷族と日夜戦い続けている男。ネトウヨ上等!  国士上等!!
 浦和レッズの熱狂的サポーター。
 熱烈なバルサニスタ。
 狂信的(?)ロマニスタ。
 軍用航空機(現用機中心)マニア。
 銃火器マニア。
 ギャルゲーも嗜む。(無論エロも・・・・・orz。)
 本質は“漢(おとこ)気至上主義者”。
 でもって典型的“ドS”。

 自称“天然有害危険人物”。

 無論、反中、反朝、反米、反覇権主義であります!!(力説。)

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